コロナが落ち着いてきたとは言え、お家時間に癒しを求めて犬を飼いたいと思ってる人も多いのではないでしょうか?
中でも柴犬は近年、犬種別人気ランキングでも常に上位にランクインしています。
TVやペットショップなどで、柴犬の赤ちゃんを見たら誰しもが心を奪われますよね。
でも実際に柴犬を飼うにあたって、日本犬は初心者には難易度が高いと言われていたり、しつけが大変そう、吠えやすそうで心配なんて思ってる方も多いと思います。
実際に私もマンションで柴犬を飼うにあたって、吠えて近所からクレームが来たらどうしようなんて不安だらけでした。
今回は新たに柴犬を迎え入れたいと考えてる方に向けて、全く吠えない柴犬を飼っている私が経験談をもとに解説します!
結論:吠えやすさは育て方次第!
一般的に柴犬は吠えやすい方に分類されますが、一概にすべての柴犬が吠えやすいとは言えません。
もちろん犬種の特性や生まれ持ってした性格、つまり個体差も関係していると考えられますが、それよりも育て方が大事です。
育て方の時期としては特に子犬期(社会化期とも言います)が超重要です。
この子犬期の育て方が柴犬の約15年の生涯を大きく左右させます。
正しい育て方をちゃんと実践すれば柴犬の無駄吠えは防げます。
柴犬を飼うのは初めてだから自分でちゃんと育てられるか心配…
こんな方はこちらの記事をご覧ください⇩
子犬にとって大事な社会化期を24時間365日、徹底的に管理した「無駄吠えしない柴犬」と出会えます。
吠えやすいランキングでは何位?
柴犬は吠えやすいと言う声も多いですが、実際のところ犬種別ランキングでは何位なのでしょうか?
吠えやすい犬種TOP3
1位 ミニチュアダックスフンド
2位 チワワ
3位 ビーグル
参照:吠えやすい犬種ランキング!来客吠えの対処方法も/いぬのきもち
小型犬を中心にランクインしていて、柴犬はTOP3圏外であることがまず分かります。
吠えやすさランキングが載っているサイトは他に見当たらないので、別途、飼いやすさランキングの「吠え声」の項目から調べていきます。
こちらのサイトでは、「吠え声静か」という項目ではCランクになっています。
Eが一番吠えることになるので、ちょうど中間に位置しています。
ということで、そもそも柴犬は吠えやすい犬種ではないかもしれませんね。
吠えやすさって何が原因なの?
結論部分で説明したように、吠えやすさの原因には犬種差の他に大きく分けて3つあります。
①個体差
まず1つ目が個体差です。
その柴犬が生まれもってして備えている性格のことです。
人間でも性格は生まれる前からある程度決まっていると言われています。
犬も同じで性格は決まっています。
親犬からの遺伝はとても大きな要素です。
ただし、この個体差が100%という訳ではなく、大事なのは他にあることにご注意ください。
②性別の差
人間も男性と女性で性質が違うように、犬も性別によって性質は異なります。
オス犬とメス犬で比べると、オス犬のほうが吠えやすい傾向にあります。
オス犬が吠えやすい傾向にある要因としては防衛本能の強さ、縄張り意識の強さなどがあげられます。
ただし、オス犬も去勢手術を行えば、性格はだいぶ落ち着きます。
オス犬が好きだけどどうしても吠えるのが心配、という方は去勢することも選択肢に入れてみてください。
病気になりにくくなったり、攻撃性もなくなったりで多くのメリットがありますよ。
③子犬期の環境
最後に、子犬期の環境
吠える、吠えないを決めるのに、一番大事な要素です。
子犬は生後3週~12週が社会化期と言われています。
この社会化期に色んな経験をさせて、人間との生活に慣れさせておくことで、恐怖心や警戒心から来る無駄吠えを少なくすることが出来ます。
ここでいう経験というのは
- 電車やバスなどの大きな音を聞いておく
- インターホンの音にならしておく
- 犬同士で挨拶の練習をしておく
- 沢山の人に触れあっておく
- 車に乗る練習をしておく
といった経験のことです。
- 車に乗せて一緒にお出かけしたいなら、車に乗せて徐々に慣れさせる
- 良く家に来訪者があるなら、インターホンの音に慣れさせて、見知らぬ人間にも慣れさせておく
- ドッグランで他の犬と仲良く遊ばせたいなら、小さいうちから沢山犬と触れ合っておく
自分のライフスタイルや犬と一緒にやりたいことがあるのであれば、早くその状況に慣れさせた方が良いです。
犬も着々と性格を形成していくので、遅くなればなるほど未知の体験への警戒心は強くなります。
じゃあ、犬を受け取った直後から散歩させて、犬同士遊ばせたり、外の環境に慣れさせれば良いんだ!
と思うかもしれませんが、現実はそうもいきません。
現在の法律では生後56日以前の子犬は引き渡しが出来なくなっています。
もうこの時点で社会化期の半分以上が過ぎています。
しかも、子犬を迎え入れた直後は、ワクチン接種や狂犬病の予防接種が終わってない状態がほとんどです。
当然、ワクチン接種が終わってない犬は外を歩かせることが出来ないので、家の中で大人しくさせるしかありません。
無駄吠えに悩んでいる飼い主さんは、社会化期に家で大人しくさせていて、外の環境に全く慣れさせていなかったというケースが圧倒的に多いです。
なので、子犬を迎え入れたらまず最優先するべきことは早めのワクチン接種です。
早くワクチン接種を終わらせて、お散歩に行かせてあげること
そして、そのお散歩で車の音を聞いたり、犬同士のコミュニケーション取らせてあげることがとても重要になってきます。
吠えない柴犬にする上では、この「生後12週の社会化期が終わるまでにいかに人間との暮らしに慣れさせるか」
ここが本当に勝負になってきます。
愛犬すずを迎え入れてからやったこと
すずは基本的に犬や人間、インターホンに吠えることはほぼありません。
むしろ犬も人間も大好きで、すぐ笑顔で寄っていきます。
自分で言うのも恥ずかしいですが、周りからは「とてもお利口さん」と褒められます。
これはすずの性格、個体差が関係していることはもちろんですが、それ以上に、子犬期の環境が良かったからです。
すずの子犬期の環境
すずは鹿児島にある「まめしば亭」というブリーダーさんから生後60日で迎え入れました。
(まめしば亭の評判通り、迎え入れた当初から特に無駄吠えはしなかったのですが、念には念を入れて色々と体験させてあげました。)
生後60日をというと、既に社会化期に入っていたころだったので大慌てで色んな経験をさせてあげました。
前述したように、まずはワクチン!と思って急いでペットクリニックを予約。
さあ、もう少しでお散歩デビューだ!と思ったところで、予想外のトラブル発生。
ブリーダーさんのところでに既に1回ワクチン注射を打っていたのは良かったのですが、前回のワクチン接種からまだ2週間ほどしか経過していなかったんです。
通常、ワクチン接種は体内の抗体作成の関係から、1か月は感覚を空けなければならかったんです。
ということで、その日は健診だけしてワクチン接種は出来ず…。
社会化期の貴重な時期を無駄にしてしまいました。
これは大きな失敗でした。
いち早く社会化をさせたい人は迎え入れる前にワクチンを早めに済ませてもらうようにブリーダーへお願いしましょう。
この失敗でお散歩デビューは逃しましたが、地面を歩かせなければ問題ないと獣医さんから言われていたので、すずをカバンに入れてお散歩してました。
お花の匂いをクンクンと嗅がせたり、小鳥のさえずりを聞かせたり、ドライブに連れて行ったり、人ごみに挑戦してみたりして極力外出して過ごしていました。
そして、無事ワクチン接種を終えた後は、積極的に他のワンちゃんにご挨拶をして、犬慣れをさせてました。
すずは最初のワクチンが出遅れたので、完全に地面を歩いてお散歩させられる頃には生後120日(生後4か月)になってしまいました。
理想を言うと、生後100日以内にはお散歩デビューさせてあげたかったですね。
でもすずの経験から、生後4か月ごろでも遅くはないようです。
と、こんな感じで社会化期に色んな経験をさせてあげたことで、人間にも犬にも全く無駄吠えしない子に育ちました。
より確実なのは、生後60日の引き渡し前から社会化させておくこと。
まめしば亭であれば引き渡しのころにはもう社会化が済んでるので、柴犬初心者でも安心です。
無駄吠えしたとしても対処法は存在する
ここまでは、「無駄吠えしない柴犬を育てるためには社会化期を逃すな」ということを紹介してきました。
しかし、それでも無駄吠えをしてしまう柴犬になった場合はどうすればいいのでしょうか?
諦めるのはまだ早いです。
社会化期とされる時期が終わってしまっても、まだ1歳~2歳くらいの柴犬は頭も柔らかいので、まだチャンスは残っています。
諦めずに根気よく戦い続けましょう。
近年は犬の無駄吠え対策として数多くの選択肢があります。
愛犬に合いそうなものを選んで、無駄吠えのない快適なワンちゃんライフをおくりましょう。
①自分自身で再度しつけ
- 吠えても無視を続ける
- 吠えなかったらご褒美
このようなしつけをやり直す方法はネットにもにも色々とありますが、
何より大事なのは、吠えの原因を見極めることです。
犬が吠えるのにも理由があります。
- 警戒心から来る吠え
- 要求吠え
- 寂しさからくる吠え
犬の置かれてる状況や吠え方の違い判断して、なんで吠えているのか、その原因をしっかりと考えてから対策を行いましょう。
自分では原因が見極められない場合は気軽にプロと相談できるサービスも選択肢の1つです。
または購入したブリーダーやペットショップにアドバイスをもらうのもありですね。
ワタシは困り事があればすぐブリーダーに質問してました。
「まめしば亭」はアフターフォローもしっかりしてるので、柴犬の購入を迷ってる方には本当におススメのブリーダーです。
②ドッグトレーナー
自分でしつけが出来ない人はプロに頼んでみましょう。
プロに頼んたら1か月もしないで効果が出たなんてことも良くあります。
1回あたりのレッスンの相場は5000円~10000円程度
決して安くはありませんが、効果は絶大なので試してみる価値はあると思います。
ちなにみすずは無駄吠え対策が目的ではなかったですが、ドッグトレーナーさんと5回ほどレッスンしてもらいました。
歯磨きやブラッシング、信頼関係の築き方など、犬の初心者ではありませんでしたが、かなりためになりました。
初めて犬を飼うという方はぜひ一度ご検討ください。
ココナラでドッグトレーナーを探す③無駄吠え対策グッズ
プロに頼まず、自分自身でしつけを行いたいという方はサポートグッズを使うのも良いでしょう。
クリッカー
強度レベル
無駄吠え対策器具(超音波式)
強度レベル
無駄吠え防止専用首輪
強度レベル
様々なグッズが販売されています。
まずは強度の弱いものから試していきましょう。
柴犬を飼う上で大事なこと
これは柴犬というよりも犬全般に当てはまることです。
犬は本能的に吠える動物です。
吠えることを悪だと決めつけることはやめてあげてください。
そして、吠え癖が治らないからといって、捨てることは絶対にやめてください。
犬を飼う上では、何があってもその犬の一生に付き添う覚悟で飼ってください。
まとめ
無駄吠えしない柴犬を飼うには個体差や性別の他に、子犬期の環境(社会化期)をどう過ごさせるかが大事です。
社会化期に色んな経験をさせてあげること
色んな経験をさせるにはまずワクチン接種を済ませる
ワクチン接種が終わらない間も鞄に入れてお散歩したり、色んな人に触ってもらったりして、できる限り外に出て人間との生活に慣れさせておくことが重要です。
柴犬初心者で自分で育てられるか心配な場合は、まめしば亭出身の柴犬がおススメです。
引き渡しの頃には社会化がほぼ済んだ状態で迎え入れられます。
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